「お邪魔しまーす。」
…お母さんは、この家とどういう繋がりがあるのだろうか…??
それにしても…
豪華すぎんだろー!!この家!!
なーんて思っていたら、
「わー、赤ずきんみたーい!あなたはだぁれ?」
えっ?どこにいるの?
「ここ、ここ!上だよー!」
そういわれて上を見ると…!!
イケメンが1人。
「俺は翔。よろしくね♡」
「えーっと。泉凛花です。よろしくお願いします。」
「この家広いから、俺が案内してあげよーか?」
えっ…マジですか…。
「凛花様、遅れて申し訳ありません。
わたくし、この家のメイドの周防です。わたくしが案内いたしましょう。」
「あっ、お願いします!!」
よかった…。
そんな私の安心した顔をみて、
翔が、微笑んでいたことなんて今の私が知るはずもなかった。

