「おはよぉ ともくん♡」
気持ち悪い声。私は、心の中でそう思った。

この、ともくんとよばれている美少年は斎藤 智也。先月転入してきたコイツは
私の幼稚園時代最大の敵。



私、鈴木 みうは、コイツが大っ嫌い!
いっつもイジメられ、何かあればすぐ私のせいにされた幼稚園時代。


もう、すっかり忘れてしまったが、いきなりアイツは、私の前に現れた。


「○○中学校からきました、斎藤智也です。みんなと、仲良くしたいです‼︎よろしくお願いします。」