雪と、きみと。





愛花が死んで、床に臥せてしまった母。


ずっと泣き続ける父。



そして、何の感情もない目をするようになった、春斗。




そんな周りの人たちを見て、私は思う。






私に残されたことは、ただひとつだった。






『愛花として生きること』