次の日、雫が私のところへ来た。

「昨日なんで帰ったのー？
美佳子、上も脱げっつったら全裸になったのに～(笑)」

「あ…昨日は急にお腹がいたくなって
公園まで急いで言ったの。」

私は自分を守るために嘘をついた。

「そーなんだぁー。でも、次からは言ってよ？そーじゃなきゃ…」



「あんたも美佳子と同じ目に合わせるから」


雫は私の耳元でこう囁いてから向こうへ行った。
美佳子と同じ目？
耐えられない。
これからは雫達に嫌われないようにしなきゃ。
この出来事が私を一変させてしまう。


放課後一緒に帰らない？と雫が聞いてきた。もちろんうなずいた。
断ったらどうなるかわからない。
雫の話によると、どうやら男子も一緒に帰るそうだ。楽しいことがあるらしい…。