あなたの記憶をください

俺も美紀と同じことを考えていた
夏蓮は嘘をつくのが下手なのは俺が一番知っているつもりだった

「夏蓮、ほんとのこといってくれ!
俺は、本当のことが知りたい」
「ゆう...... 」

夏蓮は俺がそういうと悲しそうな顔で俺の目をまっすぐにみて言った

「ごめん、ほんと私って分かりやすいよねー、へへ、そうだよ、みんなのいって
る通りワタシうそついてるんだー」

そういうと夏蓮は下を向いた

「私ね美紀の言うとおり長くないらしい
生きれてあと3ヶ月だって、なんか私昔から心臓が悪くてね、それで安定してたんだけどひどくなっちゃった、ほんと何でこんなからだで生まれたんだろうね、はは...... 」