あなたの記憶をください

そう言っても
矢野雄大は、黙ったまま俺を見ていた
俺が体勢を戻すと
矢野雄大は俺の近くによってきた

「な、なんだよ」
「わりぃが、俺は喧嘩やめたんだ」

!!
え?地元でも有名な矢野雄大が喧嘩をやめる?

「どういうことだよ!!お前喧嘩好きで有名でもあったじゃねぇか」

そう言うと矢野雄大は確かになと笑いながら照れたように頭をかいた

「俺は生まれ変わるんだ
だから、今まで金髪だった髪も黒にしたし
制服もしっかり着こなしている」

俺はその言葉に、何も言えなかった
ちゃんとしてるのは本当だったから