「は？」
「だから、遊びなら止めろっていってんだ」

そう言うと、矢野雄大は、ふふっと鼻で笑った

「俺は今回マジだぜ？」

マジの意味をこいつはわかってない
ぜってぇ真依を使って遊ぶつもりだ

「それなら、力で勝負しようぜ、俺だって
てめぇに真依を渡したくねぇからな」

そう言うと俺は喧嘩の体勢に入った
だが、矢野雄大は、俺を見るだけでなにもしなかった
こいつ俺に怯んでるのか？

「おい、どうしたんだよ、早く決着つけようぜ」