あなたの記憶をください

「真依さんは命に別状はみられないんですが...... 」

医師は言うかどうかを悩んでいるように見える
なんなんだよ、命は助かったからいいじゃねぇかよなんか、他にあるのかよ

「真依さんは事故時頭を強く地面に打っています。そのため、もしかしたら...... 」
「もしかしたらなんですか?」

俺はその言葉の続きを早く聞きたかった

「もしかしたら、真依さんが起きた時は
真依さんの中で少し記憶が失われているかもしれません」

俺はそれをきいたとき頭が真っ白になった
芽依はその場で倒れてしまった