「詩多思い出したんだけど」


「ん?なーに?」



入学式前の教室



皆がざわざわしてて聞き取りづらいけど、



「詩多の隣の席、青柳様じゃないっけ?」



え....



「その前に、同じクラスなの?」



「あんた、ちゃんとクラス表みてないのね」


「だってほかの人なんて興味ないし」



「さっすが」




青柳仁隣の席なのか。最悪....




すると、ドアの開く音と同時に女子の叫び声。





まさか....



「「「きやー青柳様ーー」」」




▪▪▪やっぱり




分かりやすい愛想笑い





「席どこ?」

なんてゆってる。自分で探せばいーのに。



「青柳様はあそこだよ♡!!」




あたしの隣をさす。


よし。しらないふりだ


そうすればきっとわからな....


「あ....」




気付くのはやいよ....





「奈々、トイレ行こ」



「え。青柳様きたのに?」



「だからだよ!」



「あーあ
ま、隣の席だからいっか。」


なんて声が聞こえた



悪夢のはじまり