「ねえ、詩多ちゃんって王子様とどんな
関係?」



「…………あ?じゃなくて何?」


できる限りの愛想笑いをする。



さっきから、ずっとずっと質問攻めで
疲れてきた。



「ねえ、青柳様と佐久間様どっちがいー?」



「........。」



みんなは2人のどっちがいーか比べてるんだ。



おかしすぎて笑っちゃうよ


「え、えと....佐久間....く..様?」



もう、ドッチカダカラ。


「えー、青柳様にキスされてたのにぃー?」


されたよ。

キスしやがったよ、あのドSチャラ男め。



てか、この質問攻め。早く終わらないかな



そういえば青柳仁、お仕置きはまだ、終わってないってユッテたな。


こいつ呼びでお仕置きとか....


「ぁああああああ。
もぉ、やだ」


「大丈夫?俺が癒してあげようか?」


「えっ?」



そこにいたのは王子様の佐久間健。



「佐久間健さん。」




それに気づくと女子たちはまた叫び始める



……忙しいね毎回



そんなことにはおかまいなしに
話をつづける。



「健でいーよ。あと、朝の事なんだけど....」





「あ、インです。私実際こいつ呼びしたので。」



すると佐久間健は、ニヤリとした、



「何かおかしいことでも?」




「さっき、仁のこと自己中って言ってなかったっけ?」



「▪▪▪▪苦笑」



「そのくせ直したほうがいーよ。
特に仁の前では。」


そのまま、佐久間健はどこかへいった。


「結局....何しにきたの?」