「ただいまぁー」




はあ。


つかれたな。




王子様に目をつけられるし


席は隣だし。



「? お母さんどっかいくの?」




お母さんはキャリーバッグに荷物をつめている



周りには荷造りされた荷物




「▪▪お父さん転勤?」



「さすが物分かりのはやいこと。」


「私、今度はどこいくの?」


前まで私も引っ越してたけど、友達も出来てすぐ引っ越すのは可哀相とゆうことで
お母さんの知り合いの家に預けられる。



「阿部さんのところよ。」


「阿部?」


「知らないの?あ、いーわ。住所はこれよ」


一枚の紙切れ。


「▪▪▪いつから?」




「今日までいるから、
明日」



「随分急だね。
荷物まとめてくる。」




パタン


「またか。。」


奈々とは離れたくないけど、王子様と会わないでいーなら引っ越したい。


なんて、考えも無駄か、



渡された住所。

学校の近くじゃん。


学校に阿部なんていたかな?


男の子じゃないことを願っておこう