もう一度目が覚めた時銅城の腕の中だった。
「ちょっと‼」
「んー、おはよ」
「な、なんであたし一緒に寝てんのっ‼」
「………」
寝てる…
「起きて‼」
銅城を揺する。
「うわっ!
ビックリした…」
「な、な、なんで⁉」
「瑞樹がDVD見てる最中に寝ちゃってベッドに移動させたら俺もつられて寝ちゃった笑」
「な、なんで起こしてくれなかったの…っ!!」
「だってあんまりにも気持ち良さそうに寝てるから」
「だからって…
ごめん。迷惑かけた。
あたし帰るね」
「全然。俺は嬉しかったけど?笑
また来いよ。」
「……気が向いたら。」
あたしは自分の家に入ると夢のことを思い出して少し胸が痛かった。
もう、忘れたつもりだったのに…
やっぱりもう傷つきたくないから誰とも…絡まない…