「思ったままの反応でいいんだよ。
俺は着飾らない瑞樹が好きだから。」
銅城があたしの頭をぽんぽんってする。
「…」
こんなあたしのどこがいんだろ。
一緒にいても絶対楽しくないのに。
「瑞樹はみんなに好かれる存在だと思うから。
だからそんなに周りを拒絶しなくてもいいんだよ。」
少しだけ…胸に何かがつっかかる。
「そんなことないよ…
あたしなんて…」
「俺が勝手に思ってることだから!
瑞樹はありのままの瑞樹でいーんだよ!ただせっかくいい奴なのにもったいなって思っただけ。」
銅城はあたしのことちゃんと見てくれてる…
少しだけ変わりたいなって思った。

