「瑞樹!
今日一緒に帰ろ!」
銅城が少し息を切らして来た。
昇降口であたしを見つけたから走ってきたのかな?」
あたしはうんって頷いて銅城の横を歩いた。
「そーいや、明日土曜日じゃん?
よかったら出掛けね?」
「どこに?」
「んー、俺最近見たい映画あってさ!
それ、借りに行ったあと家具とか食器とか買いたいからさ!」
「あたしも最近マグカップ割っちゃったから行こうかな。」
「そっか!
なら明日!家行くな!笑」
「隣同士だし。」
「まーな!
隣人の特権?
絶対待ち合わせに失敗することないよな笑」
最近のあたし普通に笑えてる。
新鮮だなって思った。