昼休みが終わって教室に戻るとさっきの女子たちが謝ってきた。


「あたしら歩のファンでさ、確かに歩に相手にされてないのは分かってる。
でもあたしらは見てるだけでいーんだ。
ただ羨ましかっただけ。


叩いて悪かったな。」


少しバツの悪そうな顔をしている。

ただ彼女たちは本当に銅城のことが好きなんだって思った。


「いーよ。あたしも言い過ぎた。
でも、未来にもうひどいこと言わないで。」


だから許した。