隣人はイケメン王子⁉︎



「未来‼」


三ツ矢君が未来に駆け寄る。


「俺、気づいてやれなくてごめん…」


「いーの!
こんなかっこ悪い姿見られたくないし!」


未来の目から涙が溢れてる。
そりゃありもしないこと言われたら悔しいよね。


「かっこ悪くなんかねーよ!
他の奴がなんて言おうと俺は未来を信じてる。
だからあんな奴らの言葉なんか気にすんなよ?」


「ぅん…」


抱き合う二人を見て少し切なくなった。
あたしとは程遠くて…