「そろそろやめてあげてくれる? 殴るなら俺が代わりに殴られるから。」 「うそ……」 女子たちの顔が一気に青ざめる。 保健室の前には銅城と三ツ矢君が立っていた。 「俺影でこーゆことする女好きになれないから。」 いつもとは違う雰囲気の銅城。 なんか、あたしまでゾッとした。 女子たちは喧嘩に負けて尻尾を丸めて逃げる犬みたいに保健室から出て行った。