「根暗は黙って出てけよ!」 「そーゆーことしか言えない見た目だけな人に言われたくない。」 「は⁉何なの⁉」 「ちょームカつくんだけど」 あたしは無視して手を洗って教室に戻ろうとする。 「シカトこいてんじゃねーよ!」 キレた女子があたしの襟を引っ張って思いっきり頬を叩いた。 「…ッ」 鈍い痛みが頬に走る。 「調子乗ってるからだよ! 行こ。根暗が移る。」 女子たちはあたしを叩いて満足したのかそのままトイレから出て行った。