あたしは急いで自分の住んでるマンションに向かう。


走ったせいで段差につまずいて派手に転んでしまった。


「大丈夫?」


聞き覚えのある声。


「ど、銅城⁉」


なんでここにいるの⁉


「飯島さん急に帰っちゃうから仮病使って俺も帰っちゃった笑」


「そ、そう…」


「飯島さんが住んでるとこってそこのマンションでしょ?笑」


「なんで知ってんの」


「俺。飯島さんの隣に住んでるから笑」


え…?
銅城が言ってることが理解できない。