「っはぁ…はぁ…疲れた…」 と、年取った… 体力全然ない… 「おまっ…遅すぎだろ。」 結果的に、栗原から逃げていたのにあっという間に追い越され、数分差で家に着いた。 「ほら。」 突然手を出される。 「……」 「いっ…!」 手を貸してやるって意味なんだろうけど、あたしは恥ずかしくなってパシッと叩いた。 「お前、せっかくの俺の厚意を…」 「貸してなんて、言ってないもん。」 あぁ、あたしはどうしてこうなんだろう。