ツンデレ彼女×溺愛彼氏



「そ、それは絶対ないっ!!!」



そこで、ハッとする。


あたし今、なんて…



「へぇー?迷惑じゃないんだ。しかも、絶対?ふーん…」

あたしの言葉を聞き逃さなかった栗原は、ニヤリと笑ってあたしの顔を覗き込む。

「こ、こここれは言葉の綾だっ!!!」

「ふっ…どーだか?」

「か、勘違いしないでよアホ!!!!」

「アホだと?!くそっ…てめぇっ」

「うわぁっ!!ちょ、来ないでよ!!」



公園を出て、あたし達は全速力で枢木の家まで走った。