「ほんとに何もないって、大丈夫だから。ね?」

「むー。…まぁ、くるみがそう言うなら、信じるよ…」

「ありがと、さくら」



むーとしてるさくらも可愛いよ、なんて思いながらも、少し罪悪感が残る。




「たっだいまー!」

「あ、おかえり2人とも。」

入ってきた2人を見ると、栗原がコンビニ袋を持っていて、枢木がコップや皿などを持っていた。

あたし達が話してる間にいつのまにか帰ってきてたのかな。



…それにしても、この人たち勉強するつもりあるのかな…


目の前にすぐさま広がるお菓子達。

ご丁寧なことに、あたしのコップにもオレンジジュースが注がれていた。


「どした?橋本」

「え、あ、ううん、なんでもない…」