奏太の家付近で待ち合わせをしている俺らは、公園を出てそこに向かった。 「あ!くるみ〜」 「さくら!…あ、栗原も。」 ついでみたいな言い方、少し凹むぜ。 「さ!入ろ入ろー!」 華原を先頭に奏太の家に向かう。 華原に腕を掴まれている橋本は、ふいに振り返った。 「ん?」 「あっ…そのっ…な、何でもないっ」 …なんだ…?