「橋本」 「え、な、何?」 俺は、何を言われるのか、と不安な顔をしている橋本に向かって言った。 「…勉強、教えて。」 「「「え?」」」 声を揃えたのは俺以外の3人。 「なんだよ、悪いかよ」 「いや、別にそうじゃねーけど、いきなり言うもんだから…なぁ?」 「う、うん。ちょっと予想外?ははっ」 奏太に話を振られた華原も、びっくりした顔で言った。 そんなにおかしかったのかよ、今の。