「う◯こじゃねー?」
「ばっ!!栗原デリカシーなさすぎ!!」
おっと、どうやら冗談とか通用しなさそうだな。
「俺らも探すから、さくらは少し休んでなよ。」
「奏太…ありがとう…」
そう言ってから華原は俺に視線を移し、キッと睨んだ。
「わかったから!悪かったって!見つけたら連絡するから!」
あいつが行きそうな場所…
屋上…はまだ開いてないし…
とりあえず、聞き込みするか。
「なぁ、くるみ知らねぇ?」
「くるみ?あっ、さっき美里たちとどっか行ったの見たよ」
「さんきゅ!」
槙原とって、なんの関係があ…
そこまで思って、思い出す。
槙原はさっきくるみと俺がどーゆー関係かを聞いてきた。
まぁ、ここは男の勘と言うべきか、だいだい気の強いあいつがしそうなことが想像できる。
俺は思い当たるその場所まで全速力で向かった。

