観覧車に乗って、俺らは向かい合わせになるように座った。
「なんか、すっごい子供に戻った気分だったなー。」
外を見て、くるみが言う。
「確かにな。かなり楽しんだわ。」
「ジェットコースターでね。」
「あれはもう勘弁な」
「えーでも夏にジェットコースターって最高じゃん!来年も来ようよ」
…それって、来年も一緒にいようってことだよな。
言った本人は、無自覚なのかヘラヘラと笑っている。
だから、少し意地悪。
「来年もだけど、毎年来れるといいな。」
「えっ…」
ほら、俺の予想通り。
夕陽のせいとは言えないくらい、くるみの頬はだんだん真っ赤になっていった。

