「ねぇ何あれ!すっごい楽しかった!もう一回乗ろうよ!」
「いやいいけどおまっ…これ見ろよ!」
そう言ってバッと目の前に出された七瀬の手。
そこには見事に真っ赤になっている部分がある。
…もちろん、あたしの手形。
「ごめんって七瀬!だからもう一回乗ろ?」
「なんでだからになるんだよ!ったく…今度は握るなよ、まじで勘弁…」
自分の手を見て七瀬はげんなりとしていた。
そんなに強かったかな、あたし。
まぁ、いいや!今はジェットコースターーを楽しもう!
この時ルンルンなあたしを見て七瀬が大きく溜息をついていたことなんて、あたしは知らなかった。

