「やっやめてよ!!変態!」
「はっ?!変態って…俺は健全な男子高校生だっつーの!」
「言い方変えても意味ないから!馬鹿っ!」
あーもーなんか…
なんでこう…なっちゃうのかなぁ…
「俺お前のことすっげぇ好きなんだけど。」
不意打ちで言われ、あたしはぼんっと顔が赤くなるのが自分でもわかった。
「あ、あたしは別に、違うし。」
違う違う。何言ってるのあたし。
ほんとはあたしだって七瀬が…
「…はぁ。」
大きく、溜息をつかれる。
嫌われた…?
七瀬の顔を見ると、膝に腕を立てて顔を支えていた。
「な、七瀬っ…」
「……」
無視をされ、今自分の言ったことをすごく後悔した。
やばい、視界がぼやけてきた。

