「あ、あはは…」
「てめぇ殺すぞ。行くよくるみ。」
「あ、うん!」
階段を登ってすぐのところに七瀬の部屋があった。
「入れよ」
「うん…。お邪魔しまーす…」
「飲み物とかは春菜が持って来てくれるから。」
「あ、うん。わかった。」
ベットに腰掛けて、あたしは部屋を見回した。
黒を基調とした、まさに男の子の部屋。
必要最低限の家具しかないみたい。
七瀬っぽいな。
「なぁくるみー。」
「んー」
「キスしたい。」
「んー…えっ?!」
あたしは部屋を見るのをやめて七瀬を見た。
…そ、そんな犬のような顔であたしを見るなっ!!
そんなことを思っているうちに、七瀬はあたしの隣に腰掛けた。
肩がビクッと反応した。
「くるみ。」
「なっ…なせ…」
あと数cmで唇がくっついてしまう距離になり、あたしは目をギュッとつむった。

