「また、あのハゲ?」 息を荒くしながら座り込む栗原に声を掛けると、しばらくして返事が返って来た。 「あ、あぁ…はぁ…」 かなり疲れてるようで。 ご臨終様です…。 まぁ、関係ないや。 あたしはまた作業に戻り始めた。 2人の間に会話はなく、ホッチキスの音だけが教室に響く。