次第に声が大きくなってきて、こっちに近づいてくるのがわかる。 「こおおおらぁぁぁああ!!!栗原ぁぁぁー!!!!!!」 …この声は、ハゲだ。 また追いかけられてるのか、栗原。 度々見られるこのやりとりには、もう慣れた。 朝昼放課後構わず栗原はハゲに追いかけ回されてる。 バンッ!!!!!!! 「ひっ!!!」