「お前、聞き過ぎ。だいたいはわかったけど、ちょっと待て。」 「あぁ、ごめん…」 シュン…なんて効果音が聞こえてきそうだ。 まるで耳を垂らしたウサギに見える。 くそっ、こんな時も可愛いなんて思っちゃうなんて。 「まず、なんで華原と仲がいいか、だよな…」 これ、以外と答えるの難しいんだけど。 なるべく伏せるように言うか…。 そう思って、 「俺と華原が、一緒だから。」 こう答えた。