華原はショックだったのか、泣いて喋れなさそう。

「俺が悪いんだ…」


「……。この辺街灯少ないし、危ないから。七瀬、早く探しに行くぞっ!さくらは俺と探そう。」

「っ…うんっ…」


奏太は華原を連れて先に外へ行った。


部屋を出るとき、ふとくるみの携帯が目に入る。

あいつ、持ってってねぇのかよっ…



外に出て、俺は左、奏太たちは右を探そうとなった。



探して数十分、全然見つからない。

「くそっ…どこだよ…」

そろそろ息も上がり始めてきた。

もっと運動しとけばよかったかな。