それに、眠いのも当然だろう。

今はまだ朝の7時。

別荘はここから2時間くらいかかるらしく、逆算したらこの時間になったと奏太が言っていた。


変にきっちりしてんだよなーあいつ。




「そんじゃ、行くか」

奏太の一言で俺たちは駅へ向かう。
それぞれ切符を買って、電車に乗り込んだ。


夏休みに差し掛かったからなのか、早朝にも関わらず電車はガラガラ。

みんなで座ることができた。