「おーーい!奏太!!!栗原もー!!」

後ろから声がして、俺と奏太は振り返った。

華原の声だ。

あきらかについでに呼ばれたなと感じたが、華原は奏太しか眼中にないから、まぁいい。


「おはよう、さくら。」

「うん!おはよ〜」


おうおう、お前らいい感じじゃね?


「…おはよ、くるみ。」

「ん…おは、よ…」

くるみはまだ眠いのか、いつもの半分しか目が開いていなかった。


ふぁ…と、あくびをする姿はなんとも言えない可愛さ。