「あー、可愛いな、くそっ」 「……」 俺の後ろにいた奏太を睨む。 「なんだよ、心の声を代弁してやったんだぞ。」 「頼んでねーよ!!聞こえたらどうするんだクソッタレ。」 他人事だと思ってケラケラ笑う奏太に蹴りを入れようとした… ガンッ!!! 「いってぇ!!!」 が、声を発したのは俺。 「へっ、バーカ」 ひょいっとよけられ、俺の足は見事に机に直撃した。 「覚えてろくそ奏太」 「バーカ」 ベロベロバーと変顔をかます奏太。