無表情でスバッと言うし。 顔はかなり可愛いのに、もったいね。 そう思いながら奥をチラッと見ると、プリントの山。 「作業って、あれ?」 俺はその山を指さして聞いた。 「え?あ、そう。ハゲが、やれって。」 …あのハゲあんなの頼んでんのかよ。 「手伝うよ、それ。」 「え?」 「匿ってくれたお礼。」 「いいの…?」 「あぁ、暇だし。」 まぁ、追いかけられてるし、あのハゲがいつ来るかわかんないけど。 「あ、ありがとう…」