足裏に伝わった細長くて柔らかいものと

化け猫のような悲鳴に

ひっと声をあげて下を向く。

そこにいたのは



「…にゃぁ〜…」



泣きそうな目で俺を見つめる

ボロ雑巾みたいな子猫がだった。