小一時間ほどそうしていただろうか。

いくら傷が消えていようと元気になっていようと

こんな子猫の面倒を見れる訳ではないので

もう一度病院までの道のりを確認し、家を出た。

病院なら引き取り手などの情報も豊富だろう。

動物に愛着のない人間が育てるよりよっぽどいい。

よくわからないもやもやした感情を取っ払うため

昨日の雨のお陰でぬかるんだ道を走った。