「おはよ」

私 、藍川百合。この、桜水高校の生徒会長やってます!

「おはよー」

こちらは私の、友達の真由美ちゃん。

「百合なにしてるの?」

「宿題!」

「会長がそんなんでいいのかい」

なんていつもの会話を朝から交わして席についた。



今日は転校生がくるはず!

きたー☆

「転校生の山神くんです。仲良くするように。」

と、短い先生の挨拶が終わった。

山神君は冷静沈着って感じで、クールで、イケメンだった。

やったー~♪

イケメンってやっぱ居るだけで存在感抜群!

「百合、見てイケメンだよ」

「うん。」

やはり女子は見逃さないか(笑)

「藍川さんよろしく頼んだわよ。」

あぁ学校案内私か。

「いいなぁー。こんなときは百合が羨ましい。」

だよね。私もこんなとき会長なってよかったて思う。



「じゃあここが資料室ね。他にわからないことがあったら聞いて。」

……

返事なしかい。

まぁイケメンだから許す。

んっ、あの山神くんがつけてるネックレス似たよーなのお母さんからもらったような。

「私そのネックレス似たよーなのもってるよ。あぁ、それよりアクセサリー禁止だから、はずしてね。」

「似たよーなのって、どんなやつ?」

禁止だと言うのにそこは無視なんだね。

「んー。リング状で五色の色のついた石みたいなやつが入ってるやつ。」

「なんで。」

いや、なんでっていわれてもなぁー。

「お母さんにもらったんだ。」

「ふぅーん」

結構聞いてふぅーんですか。
もぉいいや。