ガラガラっ。 「おっ、奏汰おはー!って、ベタベターきもー。」 「うっせぇな。」 教室にはいると友達の 智春が背中をドンと押してきた。 こっちは頑張ったんだからなー? と、いいながらシャツをパタパタとする。 「だんだん暑くなってよー。やんなるよな。」 そんな会話をしていた 7月上旬。