「 俺は、瑞季と初めて会った時、
酒を酔うまで飲んでたよな?
それは……前働いてた会社の
健康診断で……医者に肝臓がぼろぼろで もう一年は生きられるか分からない
、病院に通院して、最善の治療を
していこう。もしかしたら
若さで、治るかもしれない。
そう言われたんだ。やって
らんねぇって思った。
だってそうだろ?俺は酒しか
やらねぇのに何でだって。
酔うまで飲みまくった。
そして1週間前、瑞季と
別れた後、寝てたら苦しくて
意識なくなった。起きたら、
病院だった。医者は何で
通院しなかったの?
もう手遅れになってるよ?
親共々説教された。
そして、親だけ呼ばれて
親が俺の所に戻ってきて
なんの話?って聞いても
何も言わねーから無理矢理聞いたんだ。 そしたら…
後3ヶ月もねぇって……。
瑞季…俺、瑞季と出会って
初めて思ったんだ。
いきてぇって…死にたくねぇよ… 」

