無口でクールな先輩の彼女

「うっ…うわぁ〜ん!」

子供みたいに泣いたその子は、走って去ってしまった。

バチッ!

「ぅお!?」

目があってしまって慌てふためいていると、


「何?」

と急に聞かれて、

「何でもございませぬぞよ!?」


と時代遅れな言葉を大声で叫んじゃったから、教室中に響いてしまった。