大切なもの

起きたと思ったら ろくに食事をとろうとせずに 彼は一日中 寝ていた。


一日中 寝ていられる彼が 私には 羨ましいほどだった。


「どうしたら 一日中寝て居られるの?」 聞いてみたいんだけど 眠れないのは 自分の体が悪い。


そう思うと 私は 何も言えなかった。