ダーリンと呼ばせて下さい!




廉斗くんがいた。


私をずっと見下ろしている。


なんなのよ…


まぁ嬉しいけど。


すると、声をかけてきた。


「どした?すんごい顔してるぞ。あ、その顔と机の上の散らかり様からすると…教科書忘れたな?(笑)」


私は少しうつむいて「う、うん…」と言った。


私がそう言い終わると、廉斗くんはどこかへ行ってしまった。


廉斗くんから、せっかく話しかけてくれたのに、話続けられないなんて、バカじゃん私。


そうやって、話続けられないから、好きな人に振り向いてもらえないんだよ。わかってんのになんでできないの私。


自分を責めて、自己嫌悪に陥っていた時、再び目の前が暗くなった。でも、今度の影は四角…いや、長方形。

何なの?