はぁぁ。。

ショウが出ていったら、耳がちぎれるくらいの黄色い歓声が、あったのに、
私が車から降りてきたら
いままでの出来事が嘘のように静かになった。

それもそのはずよね。
学校1イケメンのショウのリムジンから自分達と同じ制服をきた
見た目外国人が降りてきて、しかもショウが腕を腰にまわして
エスコートしてるというね、うん。

ほらー、私に向ける女子達の視線が痛いよー

少々涙目になりながらショウをガン見する。
そしたら、ショウがぎゅっ、と強くひきよせて、私の耳元で

「大丈夫。誰もユズだってバレてないから。そのままでいて。」

私は、その言葉に頷いて前を向いた。
そのまま正面玄関まで行って、理事長室に直行した。