『鬼ごっこしよーぜ!!!!』
外からは子ども達のはしゃいだ喋り声。

「…まだだめか?」
死んだように眠る彼女にポツリと問いかけた。
返事は返ってくるわけもない。
するのは彼女に繋がれた管が発する音のみ。

「‥また来るな…」
そう眠ったままの彼女に言い残し病室を後にした。