四月一日-エイプリルフール-




「どうした?」



優しい先輩は、私を心配そうに見た。



私が呼び出すことなんて、滅多に無いから当然のこと。




「…先輩。
先輩は、彼女さんを愛していますか?
彼女さんと付き合っている今、幸せですか?」