虎と雪女




「あっはっは。いやー、面白かったよ」

「全く……」

「ほんとだぞ立松。お前のせいでほぼ授業にならなかったじゃねえか」

「寝てたクセになに言ってんだよ虎」







斑体型になって給食を食べながら、授業中での話で盛り上がっていた。



1時間目の他に、こそっと五条と他愛ないやり取りをしていると、立松がその度に大声でちゃかすようなことを言う。





「虎と雪ちゃんが隣なんてねー」

「藤田先生が仕組んでたりしてなー」






仲良さげに笑い合っている2人を見ると、なんだかすごく……恋人同士みたいだ。


もしかして立松と美景ちゃんってやっぱり…。





「にしても虎、毎時間雪女に絡むのもどうかと思うぞー」

「いいじゃん、もう告白してんだからさ」

「それもそうか。でも可哀想だな、虎。実らないかもしれない恋を……」

「ううっ、立松……!だからこそウチらが応援するんでしょっ」

「そ、そうか……っ。頑張って応援しような

「うん……」


「「実らない虎の恋を……!」」





美景ちゃん、私の気持ち知ってるのに立松にノって……。まあ楽しそうだから別にいいけどさ。





「お、お前らなあ……!」

「「きゃーっ」」







楽しそうでなにより。