虎と雪女

連れて行かれたのは和室。


和室の入り口付近で五条が話しかける。





「あのさ……」

「うん」

「今日聞くのもなんだけど……」

「うん」





視線を斜め下にやる五条を、なんだなんだと見つめる。




冷房のきいていないこの部屋は暑い。



外より暑いかもしれない。



少し汗が出てきたので額を拭った。





「あのさ」

「うん」




私、うんしか言ってないや……。





「俺のこと、どう思ってる?」

「……え?」




どうって……。



そういうことだよね。



恋愛的なあれのやつだよね。





五条のこと……?
五条のことどう思ってるなんて……。





そう考えて、五条をじっと見つめる。

すると、今度はちゃんとこっちを向いていた。







男の子として、好きか、そうでないか。















導きだした答えに、私は赤面するしかなかった。